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マコタ・パレードはマラッカ市内でも大規模なショッピングセンターです.ショッピングセンター内に入ると空調が効いており快適だ.ケンタッキーフライドチキンなどのファーストフードや地元のレストランもあるが,朝食をたっぷり食べたせいか未だにお腹は空いていない.ショッピングセンター内を一寸散策した後に,ガイドブックに従って,観光エリアに向かってみた.そこに近づくに連れて観光客が増えてくるので観光地である事がよく分かる.
観光スポットが立ち並ぶオランダ広場へはマコタ・パレードからムルデカ通りと工事中のパラワン広場を通り抜けて辿り着く.時間的には5分もかからない距離だ.オランダ広場は空から見ると円形状の広場で,マコタ・パレード側から広場の外周を右に折れると有名なサンチャゴ砦が残っている.まさに「残っている」という表現以外では表せないほどにぽつんと時代に取り残されたように建っているのだ.オランダ広場の観光スポットの中でも一番ではないかと言うほどの人だかりで,その周囲にはトライショーと呼ばれる派手に装飾された自転車に牽引される人力車のような乗り物が客を求めてひしめいている.サンチャゴ砦は地元では「ファモサ」と呼ばれ,16世紀初めにオランダとの戦いに備えるためにポルトガル軍によって作られた大砲もある砦跡である.もっとも,今となってはその大きさは「可愛い」ほどに小さいのだけれど,確かに時代を感じさせる建物の跡であった.オランダ広場は,広場とは言っても小高い丘になった公園であり,その上にはセントポール教会が建っている.もっとも,屋根もない状態なので半分遺跡的に建っているのであるが,その側にはフランシスコ・ザビエルの像もある.かつてのマラッカはアジアでの宣教師の活動拠点であったそうで,フランシスコ・ザビエルの遺骨もこの教会に数ヶ月安置された後に,インドに移されたそうだ.建物としては完全ではないが,残された壁などを見ているとその歴史と,素晴らしさを感じた.そういえば,以前マカオに旅行した時にも,マカオの中心部に壁だけが取り残された教会跡を見た.そのときに比べると,側壁や石板なども取り残されているの見て回る物が多いと感じた.高台の上に立っているだけあって,薄くもやがかかっていたものの,マラッカ海峡を見渡すことができた.教会から下に降り,マラッカ・スルタン・パレスに立ち寄った.ここはスルタン(州の王)が住んでいた宮殿を復元した建物で,マラッカの歴史などがジオラマ等で展示してあった.建物に上がる時には靴を脱ぐというアジア的な風情である.このほかにもオランダ広場周辺には独立宣言記念館や民族と美の博物館,マラッカ・イスラム博物館などが建ち並んでおりいずれも無料〜5RM程度で観覧することができた.オランダ広場のマコタパレードと丁度反対側には,スタダイスと呼ばれる赤く大きな建物がある.これはオランダ提督らが居住するための建物でとても大きく赤が映える建物だ.今現在は各種の土産物店などに利用されており,この周辺にもトライショーが溜まっているスタダイスのすぐ横にはマラッカ・キリスト教会がスタダイスと同じ色で建っててとても綺麗な街角を形成していた.
この頃(15時30分)になると少しお腹もすいてきたので,スタダイスと道を挟んで反対側にあるオープンテラスの食堂で遅い昼食を摂ることにした.結構高め?の値段だったので,アイス・レモネードとマレーシアン・ナシ・ゴレン・アヤム(マレーシア風炒飯)を頼んで(合計14RM=約420円),街を行き交う車や観光客を眺めながらゆっくりとした食事をした.この食堂の裏手にはマラッカ川が流れており,遊覧船もあるようだ.
16時15分過ぎに食事を終えてマラッカ川に架かる小さな橋を渡ると,そこはマラッカのチャイナタウンだ.今までのマレー系の建物や雰囲気とはがらっと変わって,中国文化が満ちている.店先で売られている物も,今までの土産物とは趣が変わって面白い.もっとも,丁度クリスマスで日曜日でもあるので閉まっている店が多かったのは残念だった.あまり広い地域ではないけれど,ぶらぶらと店先や風景を見て回った.マラッカの中国文化はババ・ニョーニャと呼ばれる独自の文化を創り出していると言うだけ有って,文化的なことに興味のある人にとってはとても興味深い場所だろうなぁとは思った.僕の場合は,そこまで歴史・文化に興味のある人間ではないので,眺めているに過ぎなかったのだけれどね.
再び小橋を渡りオランダ広場側に戻り,マラッカ川沿いに海側に歩いていくと,大きな帆船が見える.海の博物館だ.そしてその向かいには海軍博物館が並んでいる.時計を見るともう17時近くになっているので,これらの博物館を観覧するのはあきらめた.何故かというと,KL行きのバスが出ているマラッカセントラルに向かうバスのバス停がどこであるのが,この時点では把握していなかったからだ.なんとのんきなことだろうか?それでも,一応マコタパレードにまで戻ればどうにかなるだろうとは思っては居たのだけれど,やはり心配なのである(^^;;;;
外からこれらの博物館を眺めながら道なりに進むとマコタ・パレードが見えてきた.マコタパレードのバスを降りた側と反対側のメルデカ通りにバス停を見つけたので,側にいる人に聴いてみると,英語が通じない・・・単純に「セントラル?バス?」と聴くと,首を横に振る.どうやらこのバス停では駄目なようだ.バス停はどこかと聞くと,マレー語での返事・・・うーむ.でも,どうやらマコタパレードの反対側にあるらしいことがどうにか分かった.要するに,マコタパレードで降りたあたりにバス停があるのだ.礼を言ってそちらに歩いていった.丁度バスが見えた.ラッキー(^^
なんと言っても,(そもそもバス停の表示さえもないの無いのだから当たり前だが)どのバス停にも時刻表が無くて,次のバスが一体何時くるかは誰にも分からないのだ.とりあえずはバスの前にSentalの表示があることを確認してバスに乗り込んだ.このバス停が終点というわけではないだろうが,お客ががらっと入れ替わったという感じだ.このバスでは運転手は,車掌を兼ねていて,切符を売り出した.Sentralというと0.8RM(約24円)の切符をくれた.多分Sentralに行くのだろう.お客が次から次に乗ってくるので,運転手が怒鳴りだした.どうやら切符を売っている最中だから乗ってくるなと言うことらしい.お客はドア近くで待っているが,中には乗り込んでくるお客も居て,乗ってくるのを見つけると,切符を売りに行き,また席に座っている客に切符を売り出すという感じ.もっとも,降りるときにその切符を確認するわけではないので,とにかく乗ってきたときに切符を売らないと売りそびれるようなシステムになっているので,運転手も必死な感じだ.席に座っている人に一通り切符を売り終わると,ドア近くに建っていた人に切符を売り始め車内に入れる感じになった.もっともドアは2カ所なのに切符売りは一人だから,別のドアから入ってきた客には怒鳴って切符を買わせるわけだが,なんとものどかというかなんというか・・・・切符を売り終わると,運転手は車外でSentralと大声で言い始め,客集めを開始した.多分5分位は客集めで声をかけていたのではないだろうか.客集めも終わり運転手は運転席に着くが,人が通る度にSentralと大声で怒鳴るのは相変わらずで,エンジンをかけても,エンジンをぶんぶんぶんと吹かせた後にSentralの声.このバス一体何時発車するのかの不安になると,はやり2つのドアは全開状態で,やっと発車することになった.KLと同様にマラッカの道路も一方通行が多いので,同じような場所を何度も行ったり来たりする.マコタパレードを発車してかなり時間がたったのに,辿り着いたのはマコタパレード前の反対側の車線.うーん.見たような場所を何度も行ったり来たりしているわけだよなぁと思う.それでも,それを最後に本格的にSentralに向けて動き出したようだ.マコタパレードからSentralまでは約30分で,通過した道路は違うけれども所要時間は概ね同じだった.
SentralではKL行きのバスブースを探し,発車時間を確認してみた.すぐに発車するバスは満席になっていることが多いので,またしても幾つかのバス会社のブースを訪ねてみると,メトロ・バスで空きが有った.発車まで10分程度だったので,このバスを予約することになった.後から考えたらバスセンターには多くのショップがあるので,もう少し遅めのバスにして,ショップをぶらぶらしても良かったのかなぁと思ったのは,遅きに失したのでした.バスは発車5分前頃にはプラットフォームに入ってきた.車内はマラッカに来るときに使ったTransnasionalのバスよりもシートピッチが広くて楽だ.こんなことならマラッカに来るときもメトロバスにすれば良かったと思ったが,同じバス会社でもバスの仕様はバラバラなので,まぁ今回は運が良かっただけなのかなぁとも思った.さんざん歩き回ったので,シートピッチが広いというのは何とも嬉しかったのだ.バスはほぼ定刻の17時35分に発車.長距離バスの発車時刻はかなり信頼できるようだ.
帰りの経路はマラッカに来たときと同じハイウェイであるが,途中で事故が有ったりしたようで,かなりの渋滞があり,結局3時間近くかかってしまったので,KLについたときはもう21時近くになってしまっていた上に雨だった.バスステーションに辿り着いた頃には,もう疲れていたので,バスステーションのフードコートでラクサ(米を原料にしたうどんのような太い麺が,ちょい辛のスープに入っているマレー料理)を食べることにした.バスステーション内の表示は殆どマレー語のみで,この店のおばちゃんもマレー語しか通じないようだ.とりあえずラクサは通じたが,マレー語で何かを言ってきている.よく分からなかったのだが,飲み物をどうするのか聴いているようだ.この辺では食べ物を注文すると飲み物も付いてくる.そこで,マレーシアでは一般的なアイスミルクコーヒー(コーピー・スス・アイス)を頼んだ.飲み物はすぐに出てくるが食事はすぐに出てこないので,飲み物を飲みながらのんびりと待ってみた.食事が出てきたので食べ出したのは21時を過ぎた頃だった.食事代は確か4RM(約120円)弱でできたので,昼食がいかに高いかが分かる.もっとも観光地であったし,食器などもちゃんとした物であったので,まぁ妥当な価格ともいけるのだけれど,バスセンターで食べた方が何とも庶民的な感じで好きなのは,僕が変わり者だからだろうか?バスセンター内のショップをぶらぶらと眺めてから,LRTでホテル近くの駅まで戻り,例によってホテル近くのセブンイレブンで買い物.今晩はKL最後の夜なので試食もせずにお土産用?にお菓子などを買い込みホテルにたどり着いたのは22時半を少し過ぎた頃だった.
その後は例によって,シャワーを浴びて,風呂に入って,ビールを飲んで,テレビを見てと言う時間が続きました.バスでの長距離移動にかなりの時間(合計約5時間)かけてしまったけれど,充実した一日を過ごすことができたと思いながら,就寝したのは24時近くになってでした.
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