234_60_010905bbClick Here!  
水草三昧
アジア産水草編
最終更新日:2003年9月3日
 



アジア産水草概論

 アジア産水草は,その名の通りアジア原産の水草の総称です.タイ,マレーシア,ベトナム,インドなどが主な原産です.これらの水草が生えている地域の水質は,弱酸性〜弱アルカリ性とバラエティ豊かで硬度もざまざまな状態です.従って,水槽でこれらの水草を育成するには,各水草の育成条件を把握した上で,その条件を満たすような環境を実現させる必要があります.低pHで低硬度な水は,低床にソイルを用いると恐ろしいほど簡単に実現できます.それまで,いくら大磯砂でがんばっても育成できなかった水草達が簡単に育成できてしまうのです.ソイルが手に入らない場合は,5年以上使い古した大磯砂でピート濾過をすればどうにか育成できます.しかし,あくまでもどうにか育成できるという程度で,十分な速さで育成できるようにはならないと思います.一方,中性〜弱アルカリ性を好む水草や,ある程度の硬度を必要とする水草の場合には大磯砂が威力を発揮します.パールグラスなどは大磯砂で育成すると綺麗に育ちます(ソイルだとなかなか難しいです).
 

このHPから購入した場合の水草の発送形態

 水草は,水中成育しているので,濡らした新聞紙やキッチンペーパーなどに包んだものをビニール袋にパックしてお届けしています.
 

水草が届いたら

 ビニール袋詰めされた水草が到着したら,できるたけ早くビニール袋を開けて下さい.そして,水を張ったバケツの中に新聞紙ごと入れてから,新聞紙などをゆっくり,丁寧に剥がして下さい.その後,水草を流水で簡単にすすぐことをおすすめします.もし,植物活力剤のメネデールをお持ちでしたら,バケツやバットに水を張り500〜1000倍程度にまで薄めたメネデールを加えた中に到着した水草を半日ほど入れてから水槽に導入すると,その後の成長が良くなると思います.
 

アジア産水草紹介

     ミクロソラム(ミクロソリューム)
     セレベス・ナヤス
 

 

 ミクロソラム(ミクロソリューム) (★☆ ●●)
 アジア原産のシダの仲間で,ウィローモスと同様に丈夫な水草として水草ファン以外にも有名な水草の一種です.根に活着性あるため,流木や石(岩)に張り付いて成長する性質を持っています.逆に言うと普通の水草のように低床に植え込んでの鑑賞には適しないとも言えます(それでも,育てる上では何らの支障もありません).しかし,このことは,ディスカスやアロワナなどの低床を敷かない飼育形式をとる魚を納めた水槽(ベアタンク)へはベストマッチすると言うことになるのだと思います.水草水槽は勿論,このようなベアタンクでの水草としても利用できるなど,利用範囲の広い水草と言えます.大変丈夫な水草で育成も容易ですが,綺麗な草姿を見るにはある程度の光量とCO2の添加は必要かも知れません.ミクロソラムを育成する上で気をつけたいことは,シダ特有のシダ病(または,ミクロソラム病)と呼ばれる病気に注意が必要な点でしょう.シダ病は,葉の一部に黒いシミのような部分ができ,それが次第に広がって,ついには枯れてしまう病気です.夏場の高水温時に発生しやすく,葉と葉が触れ合うことで,病気が伝染するようです.水温を低く保ったり,葉に水流を当てるようにするのが,この病気の発生を抑えるのに効果的でしょう.もしも,病気にかかってしまった場合には,その葉をカットしてしまいます.その後には新しい葉が展開します.

種類
 ミクロソラムは種類が多く,もっとも基本的なプテロプス(ノーマル)の他にウェンディロブ,トロピカ,ナロー(セミナロー,本ナロー,ナローナロー)等の種類があります.特に,ナロー系は,複雑で見極めるのにコツが居ると思います.ナロー系の分類については私自身も怪しいですし,ショップによっても様々な名称が付けられているようです.ただ,明らかに3種類かそれ以上の葉幅の狭いミクロソラムが存在しているのは確かなようです.それをそれぞれどのように呼ぶかという問題になるのですが.....

活着方法
 流木や石に活着させる場合には,活着させる面をたわしなどでこすって汚れを取っておく必要があります.流木は,少し傷が付く位の方が短期間で活着するようになります.石の場合には,表面があまりつるつるの石だと活着しづらいので,表面に凸凹や小穴のあるのような石(岩)を選んだ方がよいと思います.ミクロソラムのバルブ(葉の下の茎)を中心に放射状に根を広げて流木や石(岩)の上に載せます.木綿糸・テグス・輪ゴム・ビニタイ等を使ってバルブと根を流木や石に縛りつけますが,木綿糸を利用すると,根が活着する頃には自然と切れて溶けてくれるのでお勧めです.ただし,環境によっては根が完全に活着する前に木綿糸が切れる場合もあるので,そのような場合には,取り外しが便利なビニタイで補強したり,最初からビニタイで固定するのがお勧めです.

増やし方
 増やし方には2つの方法があります.
 ミクロソラムはバルブ(葉の下の茎)が伸びながら成長するので,適当な長さに伸びた段階でバルブをカットし,別の流木または,同じ流木の別の場所等に上述の方法で活着させることで増やすことができます.
 また,もう一つの方法としては,ミクロソラムの葉を切り取り,水面に浮かべておく方法があります.暫くすると,水面に浮いた葉のそこここから,小さな芽が生えてくるので,それが適当な大きさに成長したらカットして,流木や石に活着さて増やすことができます.あまり小さいうちにカットすると成長が遅くなるので,そこそこの大きさになるまではカットしない方が無難です.このような増え方は,水面に浮かべておくときだけ生じるわけではなく,普通に育成していても葉の先に子株を生じることもあります.この場合も,ある程度の大きさに成長するまでは,親の葉からはカットしない方が後々の成長がよいと思います.

pHと低床
 ミクロソラムの仲間は比較的広範囲なpHに適応しますが,ソイルよりは大磯砂などで成長させた方が生育がよい「気」がします.具体的には,中性を基準としてpHは6.8〜7.5程度の弱酸性から弱アルカリ性が良いのではないでしょうか.いずれにしても,ミクロソラムの育成にはあまり神経質に成りすぎる必要はないと思います.

調子の見極め
 子株を出した葉はもうそのまま老化を辿るだけなので,カットして新芽を出させるようにした方が良いと思います.夏場などの高水温時は,シダ病が出ないことをまめに確認する必要があります.適切な環境下では,綺麗な深緑の葉がどんどん成長します.  

デルのE-Mail配信サ−ビスに登録してキャンペ−ン情報や最新情報がもらえる!
Click Here!Click Here! Click Here!
 

 セレベス・ナヤス (★☆ ●●)
 セレベス産のナヤスの一種です.繊細な葉形と各節で微妙に曲がるちょっと変わった成長が特徴です.そのため,レイアウト水槽では一風代わった雰囲気を作り出せますが,うまくコントロールできないという問題点もあります.

 低床は,大磯砂でもソイルでも適応できます.植え込みは,ナヤスを2,3節程度に切り離し,節の部分から発根するので1節分は完全に低床に埋め込みます.ナヤスは事前に成長する方向を見極めることが困難で植え込んだ部分を中心に四方八方に広がりながら成長していきます.

 肥料は,それほど多く必要ありませんが,発根してからしばらくしてテトラ・イニシャル・スティック等を数粒植え込んであげれば成長が促進されると思います.また,CO2は添加すべきだと思います.弱ってくると,葉がエビに食害されることが多いようです.

 照明は明るい方が良いと思います.各規格サイズの水槽であれば,蛍光灯2灯〜が必要でしょう.


カードカメラ【EXILIM】03

 

Click Here!